ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第89回「LEDシーリングライト」使ってみた… 感想

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

「LEDシーリングライト」使ってみた…

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LEDシーリングライト(リモコン付き)

 

≪箱に表示されているスペック≫

消費電圧:86-265Ⅴ

周波数:50/60Hz

サイズ:180×55mm

材質:アルミ+アクリル

色温度:3000-6000k

光束値:>1440Lm

 

 

 

これは良かった。

引越した先に電灯がついていなかったので…

 

値段も3,000円ぐらいで、リモコン付き。

このリモコン付き、というのはかなりでかかった。

ウチには壁にスイッチが無いので…

むしろ、それこそが本品の購買動機。

 

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LEDシーリング箱

 

最近では最早一般的だがボール紙による簡易包装。

18Wなので蛍光灯1本分よりもはるかに省電力。

自分の記憶が正しければ、普通の蛍光灯は40Wぐらい電力食うであろう…

(LEDの登場以来、普通の蛍光灯を使っている人は少数派なのかもしれないが…)

財布にも相当やさしい。

 

昔のLEDは電力量が低くて超寿命が長所ではあるが、

「けっこう重い」というのが短所だったが、今どきのはそんなことはない

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LEDシーリング裏面

 

≪調光機能≫

たぶん、10段階以上で調節ができる。

残念ながら明るい方の違いはよく分からなかったが、

目に見えて暗くなるまでスイッチをけっこう押さなければならない。

つまり、自分には感知できないが、

それだけの段階が設定されているということである。

 

一番暗いのは豆電球よりちょっと明るいぐらい。

もっとも俺の体感なので異論はあるかもしれない…

 

 

 

≪リモコン≫

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LEDシーリングのリモコン

全長10㎝ぐらい。

思ったよりもはるかにコンパクトだった。

これはなかなか良い。

 

一番上のボタンがonで、真下のボタンがoff。

十字キーの上下が明るさを担当し、左右が演色性を担っている。

左を押すと蛍光灯のような白っぽい色合いになり、

右を押していくと段階的にオレンジっぽい暖色に変化する。

 

一番下に並んだ4つのボタンは、

同一製品を使っている場合、割り振られるようだが、

複数個所持していないので詳細は不明。

とりあえず、1番のボタンを押すとスイッチのon/offになった。

 

 

 

 

リモコン無しだとこの半額以下の値段になるのだが…

さすがに、リモコン付きだとこの値段が限界のようだ。

内容にはかなり満足しているからいいのだが…

 

LEDだからかなり寿命は長いと思われるが、

実際のところはわからない。

予想外な早期に寿命が来た場合報告したい。

 

 

 

おわり

 

 

第88回。インド行ってきた… 旅行記・感想③「まー、なんていうかアレだ。滅茶苦茶憧れて付き合った女は大抵そんな大したことはない…」

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

インド行ってきた… 旅行記・感想③

「まー、なんていうかアレだ。滅茶苦茶憧れて付き合った女は大抵大したことはない…」

 

hyaluckee.hateblo.jp

 

 

前回、2日目を1回でまとめようと思っていたが、

まさかこんなに長くなるとは思わなかった… 

 

 

 ≪前回からの続き…≫

やはり、運転手は追いかけてきた。

運「おいおいおい、どういうことだ?」

俺「俺は行く」

運「必ず戻って来いよ」

俺「………ああ、わかった」

といって、日本古来から伝わる

「指切りげんまん」までさせられる。

 

そもそも、俺の利益にならないことなのに、

そんな約束させられること自体理不尽以外何者でもない。

 

 

もうこの時点で、テンション激下がりである

 

 

 

≪MAYAからタージマへ≫ 

そして、タージマに行く道すがらでも営業の嵐…

たぶん、5人ぐらいだったかな?

とにかくその5人がことごとくしつこい。

 

その中の1人は、観光ガイドの資格を持っているらしく、

俺を雇えばタージマに入るための列をスキップできるぞ。

名刺を見せてきたが、そこに書いてあったのは、

1400ルピー、と、1700ルピー…

セットの内容がどう違うのかよくわからなかったが、

「1400ルピー………

 必要ない。

俺は長い列に並ぶのが

大好きなんだよ!!URYYYYY!!」

というと、さすがに二の句が継げなかったらしい、

その男は諦めたようだった。

 

なんで、ニューデリーから、

アーグラーへの往復の切符代と同じような額を払って、

列をスキップせなあかんねん!?

 

 

≪入場料は外国人特別価格≫

外国人のタージマへの入場料は現地の人間の数倍である。

いや、タージマだけではない、

ほぼすべての観光施設が外国人料金を適用している。

日本でも、外国人の入場料を5万倍とか、

にしてやりゃあいいのによ!

 

いずれにしても、入場料と引き換えに、

ミネラルウォーター(お清め用?)と、

館内に入る時に土足厳禁なので、

靴を覆うためのカバーをもらった。

 

 

 

≪タージマの荷物チェック≫ 

荷物チェックの列に並んだが、 

やはり、さっきのムスリムからの情報通り、

持ち込めるものには制限があるようだ。

・食べ物は絶対厳禁!

その時に気が付いた。

俺が日本から持参してきたフリスクが食べ物であることを…

 

そして、そのフリスクを、

荷物チェックのおっさんにあげる羽目になる…

さらに、45Lのゴミ袋を没収された。 

 

 

 

≪遂にタージマとご対面≫

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タージマ入口

さすがに、インド随一の観光地というだけあって、

観光客の数がマジパねぇ…

 

館内に入るための長蛇の列が形成されていた。

「これ中に入るのにどんだけ時間かかるんだ?」と思うが、

その時に既に、16時を大きく回っていた。

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斜陽のタージマ

 

タージマに近づいた時に気づいたんだが、

壁面に描いてあるお花の画が、

しょぼくてダサい…

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お花の絵

この画があるおかげで、

建物の価値が5割減している…

 

この素朴な花を王妃が愛していたのかもしれない…

よくわからないけど…

調べる気もないが…

 

これだったら描かない方が良かったのでは?

ミュシャが描くような画だったら素晴らしかったのに…

もしくは彫刻でもいい、バラとかの…

心の底からがっかりだぜ、タージマハル…

 

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タージマ内部

 

結局、中に入れたのは日も沈みかけの、

17時半過ぎだった。

タージマの中は狭い部屋が幾つかで構成されたものだった。

石によって密閉されている空間なので、

湿気が抜けず蒸し暑い。

 

俺は、イスラームのモスクのようなものを想像していたが、

要するに「お墓」です…

たしかに、ガイドブックにも書いてあったのだが…

 

「撮影禁止」と書いてあるのに、

写真を撮りまくる人々…

俺も便乗して撮ってきたが…

 

タージマを出たときには18時を過ぎていて、

辺りは殆ど暗い。

 

おまけに蚊にも刺される始末…

マラリアにかかっているかもしれない…  

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夜のタージマ

 

そして、ここから億劫な問題が残っている。

奴らのところに戻らなければならないのだ。

 

それにしても、奴らは何故「交渉」という手段で、

金を取ろうとするのだろうか?

拉致って殺して身ぐるみ剥いだ方が話が早い、

と思えるのに奴らはそうしないのか?

 

インドは電灯がない所も多く、

ちょっと枝線にでも入れば人っ子一人いない。

人を1人や2人殺して穴に埋めたところで誰も気づかないだろう。

 

利権争いと汚職に塗れた国で警察もまともに捜査するようにも思えない…

 

奴らにとって、家畜を殺すのも人間を殺すのも、

大して変わらないとしか思えない…

「法律が厳しいのか?」とも思ったが、

実際のところ、奴らの常識の線はよくわからない。

(もっとも、日本人だって常識の線はわからない。

日本人だって大抵の奴は殺人という方法を取らないが、

そういう手段を取るやつも中にはいる…) 

 

 

 

≪日暮れ≫

18時を過ぎ辺りは真っ暗。

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初めて来た土地に加え、辺りは真っ暗で完全に迷ってしまう。

MAYAへの道がわからない…

 

よくよく考えてみると「食い物にされるのが分かっているのに、

馬鹿正直に戻るのもバカげてる」と思った俺は、

戻るという約束をぶっちぎることにした(笑

理屈としては「我が国の約束は我が国内に於いて通用する」というものである。

 

 

だが、まだ問題が残っている。

アーグラーの駅に戻らなければならない。

 

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馬車のタクシー

俺が乗る列車は21時15分発なので、

時間的にはまだまだ余裕がある。

 

ハッキリ言って俺は健脚なので8㎞ぐらいなら全然歩けるが、

如何せんどの道を進んでいけばいいのかがわからない…

 

バックパックを背負って歩く俺は明らかに旅行者丸出しである。

道すがらリキシャ―の勧誘が100%来る。

奴らの言うことはほぼ同じである。

「とにかく俺の車に乗れ」と。

 

俺は「アーグラーまでいくらだ?(How much go to Agra station?)」の

一本張りで応じる。

俺がその言葉しか発しないので、

その遣り取りにうんざりするのか、

ほとんどのリクシャーは行ってしまう。

 

だが、いずれは決断しなければならない。

必ず、どれかには乗らなければならないのだ。

 

そして、その時はやってきた。

 

今、思い出しても腹が立つ話…

この件りを記述するのもめんどくせーんだが、 

まーしょーがないか…

 

 

 

≪更なる敵≫ 

そして、次のリキシャ―がやってきた。

ここでもまた、

お得意の「俺の車に乗って行け」である。

 

俺「アーグラーまでいくらだ?」

運「400ルピー」

俺「No、100ルピーにしろ」

「300」

俺「100」

まー、こんなやり取りがしばらく続く…

そして、リキシャ―の男もしびれを切らしたのか、

遂に「100でいいから乗っていけ」

俺「アーグラーの駅まで本当に100か?」

運「なんなら紙に書くか?」

とまで言ってくる。

 

「わかった」と言って、俺は車に乗り込んだ。

その瞬間に男は「200」と言った。

 

それと同時に、俺はリキシャ―から飛び降りた。

全く油断ならねぇヤツだ。

そして、リキシャ―は進んでいく。ブーン。

 

… 

どうやら、男は俺がいないことに気が付いたらしい。

引き返してきた。

 

俺「100だ」

運「わかった。本当に100でいいから」

そして、俺は再び男のリキシャ―に乗り込んだ。

 

リキシャ―は単車を改造した3輪車である。

加速は鋭くかなり早く感じる。

 

そして、あっという間の時間で、

男は「駅に着いたぞ」と言う。

 

 

 

いくら、リキシャ―の加速が鋭くても、

8㎞も離れた駅にこんなに早く着くわけがない、

と思ったが、ふたを開けてみると

そこは、アーグラーフォート駅だった…(笑

ちゃんちゃん

 

 

[解説]

アーグラーフォート駅は、

タージマや、アーグラー城に近い国鉄の駅だが、

ニューデリーから南部に向かう線路の軌道上にある駅ではなく、

ニューデリー行きの列車は止まらない…

 

 

ってやってる場合か

 

 

 

俺「ここは俺は来たかった場所じゃない、

  俺が行きたいのはアーグラーカントだ」

運「アーグラーは広いから、間違えちゃった。

 てへぺろ(ニュアンス)」

 でも、お客が悪いんだぜ。ちゃんと言わないから」

 

こいつふざけてんな。

100ルピーでタージマから目と鼻の先の駅に連れてきて、

平然としてやがる…

(注:100ルピー(日本円で170円前後)というのは、

リキシャ―で8㎞離れた駅に人を運ぶ料金の相場)

そもそも、この駅に連れて来るだけで400取ろうとしてたのか?

と思うと余計に腹が立ってくる…

 

 

たしかに、言うことに欠落があったのかもしれない、と思った俺は、

俺「…、ああ、わかった。確かに俺のミステイクだ

  じゃあ、アーグラーカントに行くのはいくらだ?」

運「400」

俺「…」

 

幸いなことに鉄道駅だけあって、

客待ちのキャブは鈴なりだ。

そして、こいつにここまでの運賃100ルピーを握らせる。

俺「俺は違うキャブに乗る。消え失せろ」 

運「おいおいおい。待ってくれ。300でいいから」

俺「100だ」

運「200」

… 

 

またしても不毛な交渉合戦が始まる…

全くもーめんどくせーよー。

 

結局「今お前に渡した100と、

駅に着いた時に渡す100と合わせて200だ」

ということで交渉は決着する。

 

そして、再三、俺は奴の車に乗り込んだ。

 

「インド人ってー奴はなんでこんなにしつけーんだ」

と思いながらも、そのことが無性に面白くなってきた。

 

道中、奴は、

「腹減ってないか?お前は良い奴だから、

 タンドリーチキンが旨い店を紹介してやる」

俺は、

「大丈夫だ。真っ直ぐ駅に向かってくれ」

と言ったが、朝か何も食ってなかったので、

正直かなりの空腹だった。

 

時間的余裕があったものの断った理由は、もちろん、

「奴の息のかかった店に連れていかれる可能性が高く、

そこで何が起こるか予測できないからだ」

 

そして、奴は

「ああ。わかった。真っ直ぐ駅に向かうぜ」

と言って、アーグラーカント駅に連れてきてくれた。

 

俺はこの時に、

コイツはふざけた野郎だったが、

なかなか愉快なやつだったかもしれない、

と思ったので、チップを乗せて120渡そうとした。

ところが、次の瞬間、奴の口から出た言葉は

「おいおい、200だろ?

 あとチップもよこしな」

 

一瞬、唖然としたが、

コイツらは「人に気持ちよく金を払わせる」ってことを知らねえ…、と、

ここでまた沸々と怒りの炎が燃え上がってきたが、

「もうめんどくせえ!」

と思った俺は追加で220渡して駅に向かったのだった…

 

 

 

「日本人は交渉した後であっても、

最終的に高い値を払わせることができる」

という前例を作ってしまった、と思うと心残りである。

 

いずれにしても、今度のことで

「インド人の狡猾さに傷つけられたくなければ、

いかなる場合も感傷的になってはいけない」

という教訓を得た。

 

まー、人間は奴らのような強かさを持たないといけない、

ということなのかもしれない。

 

だが、翌日、俺は奴らの商売の実情を知ることになる…

 

 

 

≪再びアーグラーカント駅へ≫ 

とにかく、なんだかんだでやっとこ駅に着いた。

時刻は19時過ぎ。

俺が乗る列車の発車時刻の約2時間前である。

 

もしかしたら昼間の連中が待ち伏せしてるかもしれない、

とも思ったが、奴らもそれほどヒマじゃないらしい…

取り越し苦労だったようだ。

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来た時は気づかなかったが、この駅も、何かやっぱりchaos

駅の中に、牛、サル、イヌ、ネズミ…、なんか色々いる。

動物のう〇こも仲良く4つ並んでいた…

 

とりあえず、朝から何も食っていなかったので、

駅構内に入っているKFCで飯を食うことにした。

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コーラを缶のまま渡してくれたのが良かった。

 

 

飯を食い終わったがまだまだ時間がある。

だが、暢気に座ってるわけにもいかない。

なぜなら、冬にもかかわらず気温が高いために、

蚊が飛んでいるからだ。

じっとしていると絶対に刺される。

インドはどのシーズンでも蚊対策は必至。

 

インドは駅構内もフリーダムだ。

ホームからホームに渡るのに線路の上を通ったりする。

跨線橋があるにもかかわらず…

しかも、列車が駅に入線しているのに、

その前を横切ったりする。

日本では考えられない。

線路に人が降りるだけで、マスコミが騒いだりする事件になるのに…

 

駅に住んでいる犬もホームからホームを渡り歩いている。

さらには、線路に降りて小便をする(若い)女もいる…

トイレあるよ…、めんどくせーんだろうな…

 

 

ロータスペタ≫

そうそう。思い出した。

あまりにも時間がありすぎたのと、

ガイドブックに載っていた、ということで、

アーグラー名物「ロータスペタ」を買ったことを…

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ロータスペタ

本来、ロータスじゃないのが有名らしかったのだが、

「まーいいか」で購入。

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ロータスペタ中身

ロータス」っていうと、レンコンのことだと思うが、

剥き身の果物的なもの?

を大量の砂糖でコーティングしたお菓子…

(レンコンのように固くはなかったから違うと思う)

 

とにかく、単純に甘い…

500gの物を買ったが消化するのが一苦労だった。

こいつは糖尿一直線だ。

 

 

 

フリースポット

駅構内に、フリーの水が出るスポットがあった。

この水大丈夫なのか?と思うがどう見ても怪しい…

 

奴らは沸かさないで生水を飲む。

さすがのチャイニーズでも生水は飲まないのに、

生水をグビグビいっている…

奴らはさすがだ…

 

だが、あとでホテルにいたインド大好きおじさんに聞いた所によると、

インドでは腹痛の薬などが10円程度で買えるらしく、

しかも、その効き目はかなり強いらしい。

つまり、このことはいかにインド人でも腹痛に苦しんでいる奴はたくさんいる、

ということの証左でもある。

 

 

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アーグラーカント駅電光掲示



≪ようやく列車がやってきた≫

「どーせ、遅れるんだろ?」と思っていたが、

やっぱり、列車が到着したのは、21時30分過ぎ。

だが、遅れると分かっていると不思議なことに、

「思ったより早いじゃん」と思えてくる。

 

車内に入ると、

新幹線的な通路を隔てて3席と2席の普通車両だった。 

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ニューデリー行き車内

 

そのうちに、飯が回ってきた。

さっき駅で食ったのに、また飯を出すのかよ?

そしてまた、例によってカレー…

ビーフカレー骨ばっか」と「豆のカレー」

昨日、機内で食ったのとほぼ同じヤツだよ…

スパイスの味が勝ちすぎてて、旨いんだか何だかわからないヤツ…

インドには

この味のカレーしかないのだろうか?

 

 

「なんだこれは?」

カンパ箱のようなものが回ってきた。

なんか「60ルピー」と言っている…

「え?今の飯で金取んの?

 飯代って切符代に入ってんじゃないの?」

 

「ほえー?」と思いながらも、

「しかたないかー」と思いつつも払ったが、

本人に意志確認せずに物食わせて金ふんだくるなんて、

こんなの押し貸しじゃねーか!

 

 

当初の懸念通り、ニューデリーに戻ってきたのは、0時を過ぎていた。

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ニューデリー駅プラットホーム

 

その後、メインバザールを通って宿に戻るが、

この時間でもリキシャ―はいた。

眠らない街ニューデリー

 

 

 

終わり

 

 

第87回。インド行ってきた… 旅行記・感想②「マジでやべーなインド…」

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

インド行ってきた… 旅行記・感想②「マジでやべーなインド…」

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タージマハル

 

 

 

 

 

 

hyaluckee.hateblo.jp

 

 

 

≪前回からの続き≫

宿に着いたのは20時を過ぎていたため、ほぼ何もできない。

 

特にどこに行こうと決めてはいなかったが、

インドに行くからには、タージマには行ってみたいなー、と思っていた。

機内でガイドブックを見た所

「タージマは金曜休み」だという事実を初めて知る。

イスラム教だからか?

イスラム教の建造物だからか?

「あー、これは完全に下手こいた」

 

結局、長距離移動して疲れていたので、

その日はそのまま眠ってしまう。

  

 

  

俺はだいたい毎日5時ごろ(日本時間)に起床している。

だから、すでに2時半ごろ(現地時間)に目が覚めていた。 

俺が宿泊した「日本人宿サンタナ」という宿は、

Wi-Fiが何処のフロアーでも完備されていて非常に便利である。

 

とりあえず、無料のWi-Fiを使って、

スクフェスとか日本のゲームをしこたまやってから、

アーグラー行きの列車のことを調べてみることにした。

 

そこで、

ニューデリー駅の外国人チケットオフィス」を、

ググると「24時間営業」という記事を発見する。

  

朝6時過ぎに、宿の娘を叩き起こして鍵を開けさせ、駅に向かう。

(日本人宿サンタナは夜間帯は保安上の理由で鍵がかかっている)

 

早朝でもニューデリー駅には人がいるが、

日中ほど客引きはいない。

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行ってみると、チケットオフィスの営業時間が、

6時から23時の営業だということがわかった(2018年11月末現在)

 

オフィスに入ってみると、

さすがに朝6時台ということで客はほとんどいなかった。

なんか、欲しいチケットの内容を紙に記入しなければならないらしい。

日本と違ってペンも用意されていない。

 

「しまった!」と思ったが、 

中にいた職員である風邪っぴきのおばちゃんに

「ペンがない」ということを伝えると出してくれた。

 

「とにかく今日、できるだけ早い時間にアーグラーまで行きたい」

という旨を伝えると、けっこう親切に応対してくれた。

(たぶん、客がいなかったからだと思う…) 

 

11時25分発→14時5分着ののアーグラー行きを手配してくれた。

日本円にして約1,400円で、

ニューデリー→アーグラーカントの往復チケットを買えた。

 

とりあえず、これでこの旅の目的を達成できる、

と思ったがまだまだ懸念材料はある。

 

 

出発まで時間があるので、宿に戻る。

この宿では8時半から飯が出る、

ということを聞いていたので、それを食べに行くことにした。

 

5階(屋上)に行ってみると、

この宿の経営を任されているトシさん(日本人)がいたので、

挨拶して少し話す。

4階に行けば飯を食える、ということを教えてもらったので4階へ。

 

そこには、数名の日本人観光客がいた。

インドは年配にはキビシイだろう、と思っていたが、

何のことはない、けっこうなおじいちゃんが2人いた。

そして、情報を収集することにした。

 

俺の旅程を話すと、

「8万のツアーで5日間とはコスパ悪ぃな」という話をされたが、

そのおじちゃんは「インドに3か月」ということだった。

いくら、ビザ1通で6か月滞在可能とはいえ

「このchaosにマジか?」と思う俺…

まー、人間ナニゴトにも慣れるもんだが…

 

つーか、このおじいちゃんが子供のころの日本はこんな感じで、

(と言っても、南インドとかの方のことになるらしいが…)

インドという国は子供時代の原風景を彷彿とさせるんだそう…

 

もう1人のおじいちゃんは1か月の滞在、ということだった。

そして、インドの醍醐味を教えてもらう。

 

そのうちに、インド人スタッフが、

ペラペラのトースト3枚、ゆで卵2個、野菜スープを、

出してくれたので食べた。

 

 

 まー、そんなこんなで10時半ぐらいまでくっちゃべっていたさ。

 

 

ニューデリーからアーグラーカントへ≫

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ニューデリー駅構内

列車の発車時刻が近くなったので、ニューデリー駅へ。

 

ニューデリーから、アーグラーへは、

切符に書いてあった表記で約2時間半だということは分かっていたが、

差し当たって問題は2つあった。

①車内アナウンスがない

②駅に書いてある文字が、

読めるかどうかわからない

車内アナウンスがないのは外国の鉄道では当たり前のことかもしれないが、

地下鉄ではあったものが、長距離鉄道になるとなくなる、

というのは何とも解せない話である。

 

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列車内

俺の席は寝台車だった。

3段ベッドのコンパートメントでたぶん、2等寝台。

すでに、地元の人間が陣取っていた。

 

そうこうするうちに列車は走り出す。

 

だが、どう考えても遅い… 

線路が単線のところと複線になっているところがあるようで、

すれ違いのために途中、ちょいちょい止まる。

 

ニューデリーから、アーグラーへの距離は約200㎞超。

インドの列車の最高時速は80㎞/hぐらい、と聞いていたが、

走り始めても、とてもそんなスピードが出ているとは思えない。

(80㎞/hというのは、中央線とかのスピードだと思えばいい)

 

とりあえず、停車した駅で「ここはどこなのか?」

ということを調べることにした、

が、案の定、サンスクリットを基にしたような現地の言葉で書かれていて、

全くわからない。

近くにいたおじさんに「アーグラー?アーグラー?」と聞くと、

「アーグラーイズネクスト」と教えてくれた。

 

荷物を下ろしていたりするから、

1つの駅で止まっている時間もかなり長い。

この段階で、本来、アーグラーに着いているはずの時間の、

14時を過ぎている…

 

駅に着いてから20、30分経ってからやっと走り出したが、

今度は、インド人が「俺はもう寝るからそこをどけろ」と言ってきた。

「全くもうめんどくさい奴らだ」と思いながらも席から離れると、

彼は3段ベッドの真ん中のベッドを組み立ててから、

ベッドメイクして眠りについていた。

 

その後、真ん中のベッドが出来たことで、

低くなった一番下の段に座っていると、

「お前も横になれ」というようなことを言われるが、

「次で降りなきゃなんないのに、

横になってると眠っちまうじゃねーか」と、

いうことを上手く伝えられない。

けっこうしつこいので横になったが、そのうちに、

アーグラーカントに到着。

 

道中「こんなペースで大丈夫か?」

と思っていたが、案の定、1時間半遅れた。

駅に着いたのは15時半ごろである。

 

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アーグラーカント駅

 

ガイドブックには、

タージマの営業時間は日没までとあった。

ということは昨日の様子からして18時ごろだろう…

それよりももっと早く着きたい。

 

「これは下手したら詰む…」という気配が立ち込めてきた。

カメラを構えて駅から出ると、今度は、リキシャーの勧誘の嵐…

 

 

≪アーグラー観光最大のポイント≫

駅からタージマまでの距離は約8㎞。

そして、移動手段はリキシャーと、キャブしかない。

旅行代理店にアレンジしてもらってる人ならいいが、

俺のような個人旅行者になると、乗らないという選択肢はない

 

 

俺の認識は「基本キャブはぼられる」

一応、ガイドブックには「プリペイド」の、

キャブとリキシャーがあるから安心、みたいなことが散見されたが、

それを守るような奴らじゃない 

 

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この方に注意…

 

駅を出ると、早速俺はマークされた。

めちゃくちゃしつこいイスラムの奴だった。

俺は、基本的にこういう奴のは絶対に利用するまい、と思っている。

(つーか、晒しちゃっていいのかなー?と思いつつも、晒してしまう…)

 

 

とにかく、めちゃくちゃしつこかったが、

身を躱しつつ、プリペイドの窓口を探す。

タージマ行きのシャトルバスなど無いことは分かっている。

 

プリペイドの窓口があり、タクシーと、リキシャーの窓口があった。

タクシーは200ルピーということだったので、

「あー、そうか」と思い、

俺を徹底マークしているコイツの言葉に耳を貸してしまう。

 

プリペイドで100ルピーと言ってるから、まー、いいか、

時間的にも乗り物に乗らないと絶対に営業時間内に間に合わないし…」

と思ってしまったのが、運の尽きだった。

 

当然、不安しかないので、とりあえず、出発前に

「本当にプリペイドで、

100ルピーでタージマまで連れてってくれるのか?」

という念押しをする。

「ああ、問題ない。間違いない、

だが、金は今出さなくていい」という回答。

 

 

出発間際になって、俺を勧誘してきた運転手の他に、

助手席に乗り込んできた奴がいた。

 

そして、ここに来て奴らの手口が分かった。

 

この2人はグルで一方が運転役で、一方が交渉役。

動き始めた乗り物など謂わば密室同然である。

 

「700ルピーで俺は、お前をアーグラー城と、

レストラン、ダウンタウンに連れて行ってやる、

そして、そのあとに感想ノートに感想を書いてくれ、どうだ?」

「は?」

まったく意味がわからない。

そして、見せられた

「日本人観光客による感想ノート」

 

「観光案内してもらって本当に良かった、楽しかった」

そういう内容が多かったが、

ぶっちゃけ、本当のことを書いている人もいた。

「このアレンジツアーは本当に良かったのかわからない、

今でも疑問である…」と。

 

所詮、ホントのことを書いても、

奴らには日本語を読む能力はないのだ。

 

「まー、そうだろうなー」と思う俺。

 

さらには、コリアン、チャイニーズによる感想も出てきた。

ハングルはわからないが、漢字は分かる。

「あぁ、東洋系だからジャパニーズと間違えられて、

こいつらまで毒牙にかかってしまったんだなー」

 

たぶん、こいつらは日本語の内容を理解しているとは思えないが、

どういう状況で書かされたものかがわからない以上、

それを鵜呑みにするのはかなり危険である。

 

こいつらは「感想ノート」を、

水戸黄門の印籠のようなものだと思っているようだ。

そういえば、西安に行った時もこういうことがあったな…、

ということをふと思い出す。

 

交渉役は目が完全にマジである。

マジで何をされるか分かったもんじゃない。

 

断ろうとしたが「まあまあ、待て待て」

 

密室で行われている以上、

脅迫以外の何物でもない。

 

個人の旅行者がこの状況になったら、

提案を受け入れるしかないだろう…

 

「なんて厚かましい奴らなんだ!」

と思うが、実際恐ろしいぞ!

 

ある程度、奴らの要求を受け入れなければ、

どこに連れていかれて何をされるか

分かったもんじゃない。

 

奴らの出方がわからない以上、

「タージマを見るどころか、

祖国の土を再び踏むこともできなくなるかもしれない」

戦慄が走る。

 

その間にも、奴らは

「日本が大好き」「日本だけです」

などと営業トークを仕掛けてくる。

 

俺が「この状況を何とか切り抜けなければ…」

と思っている最中、こいつらは何てお気楽なんだ?

そもそも「日本が好き」とか言われて、

嬉しい奴なんてどれくらいいるんだろうか?

しかもこの状況で…

今回の旅行では、世界には愛国者が多数いる、

ということを知る機会にもなった。

 

いずれにしても「700は高い」というところから、

「590」までは交渉で下げた。

 

そんなこんなで、リキシャ―はタージマ西門付近に到着。

 

なんか「リキシャーはタージマの敷地に入れない」

ということで、運ちゃんはレストランの前の敷地に止めた。

それはかの有名な「地球の歩き方」にも掲載されているという、

「マヤ」という店

「お前はこの店でディナーを食べることになる」

ということらしかった。

 

「ガイドブックを見せろ」というので、見せてやった。

見せるのはいいのだが、

乾燥してるせいか、奴らは指をベロベロ舐ってから、ページをめくる。

それやめろ…

 

「MAYA」が載っているページを見せて、

「ほらコレ!ほらコレ!」というジェスチャーをしてくる。

俺に言わせれば、

「だから何なんだ?」である。

 

代金は戻って来てからでいい、ということだったが、

とりあえず、この時に強引に100ルピーを受け取らせた。

 

その時に、タージマに持ち込める荷物は、

カメラ、パスポート(と、たしか合計5品目だったと思う…)だから、

「お前はレストランに荷物を置いていけ」ということを言われ、

店の名刺を渡される(今となってはこの名刺が本物かどうかはわからない。

あとでアップしようと思っていたのに、紛失してしまった(笑))

 

店の人間がやってきて、階段を下り地下に案内される。

店員が扉を開けた先に荷物を置くことを指示されるが、

「No」と言ったところ、

「やれやれ…」といったような顔つきで扉を閉めたので、

これは解放されるのかもしれない、と思い、

再び階段を上り、タージマ方面へ歩き出す俺。

 

これは、運転手に見つからないでタージマまで行けるか?

と思ったが、そうはいかなかった…

 

 

 

(2日目を1回にまとめるつもりだったが、

あまりに長くなりすぎてるので分割する)

 

 

 

つづく

hyaluckee.hateblo.jp