第23回。『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』見てきた。その感想。
どうも。ヒャルキィです。
『打ち上げ花火(以下略)』見てきましたー。
※この内容にはネタバレを含みます。
≪簡単なあらすじ≫
家庭に多少の問題があるヒロインの少女が、
海辺で時間遡行できる不思議なタマタマを拾い、
主人公である少年がそれを使って自分にとって有利な未来に書き換えていく、
というようなストーリー。
≪感想≫
ほぼ事前の情報無しでの視聴。
テレビでCM見て、なんか絵がきれいだなー、
「シャフトっぽい絵だなー」と思ってたら、
「やっぱりシャフトかー」というのがきっかけ。
8頭身美少女のビジュアルと、
幼すぎる声に猛烈な違和感を感じたところから、
物語はスタートした。
この美少女のルックスからすれば、
どう見ても、高校生以上の設定だろうに、
どうしてこんなに声がアレなんだろう…
序盤はそのことしか考えていなかった。
あとで、調べてみて主人公が中学生である、ということが分かり、
広瀬すずは広瀬すずで、ちゃんと等身大の中学1年生を演じていたわけで、
とりあえず、広瀬すずが悪いわけではない、ということだけは分かった。
作画がんばりすぎちゃったのかなー?
そして、それが完璧に裏目に入っちゃったという惨事。
制作側としてはそこしかアピールポイント無かったんだろうけど、
ナズナちゃんをセクシーに描きすぎてるよ~。
ストーリーは、よくある時間遡行物だが、
何の説明もなくその世界に入って行ってしまうから、
見てる側からすると完全に置いてき堀~。
「何で、何で、タマ投げたら時間が逆戻るの?そのタマ何?」
ドザエモンになっちゃった前のお父さんが、
その手に握っていたのが、
その不思議なタマタマ、というのもよくわからなかったし。
どうして、お母さんが執拗に、
ナズナちゃんを連れていこうとするのか?
というところも腑に落ちなかったが、
中学生だ、ということが分かりようやくその謎が氷解した。
泣きもしなければ、笑えもしない、
途中からあくびしか出なくなった。
何だこれ?何だこれ?意味わかんない。
一体どこが見どころだったんだろう?
しいて見どころを挙げるとすれば、ナズナちゃんのセクシーさと、
先生のエロさなのかなー?
俺が見に行った劇場では、
そもそも客もそれほど入っていなかったが、
近くにいた女の子がむずかって、たった90分の作品なのに、
2回も席を立ってトイレ(?)に行っていたことが印象的だった。
監督はどこをどういう風に受け取ってもらおうとこの作品を作ったんだろうか?
考えても答えは出ないし、というか考えるだけ時間の無駄。
ノベライズを読むこともないだろう。
最後のところも意味わかんなかった、
あの男の子どこ行ったんでい?
別にどこに行こうが俺的にはどうでもいいんだが…
そうそう。補足すると
(今更補足するまでもなくほとんどの人が知っていることだと思うが…)
物語のテーマになっている、
角度を変えて見ると「平べったく見える」か「円になって見えるか」
ということだが、結論的に言えばどちらも正解である。
火薬には発色する火薬「星」と発色しない火薬「割り火薬」があり、
それを尺玉に詰めて花火を形成する。
通常の打ち上げ花火は爆発した時に円になるように配置するが、
「星」を平面的になるように水平に配置すれば平べったく見える。
ただそれだけのことである。
賞味期限ギリギリの優待券がなければ絶対に見に行かなかったので、
それが結果的に良かったのか悪かったのか…
終わったらパンフ買って帰ろう、と思っていたが、
それさえ買わずに帰ってきた。
『君の名は』みたいな金払って何度見ても良いと思える作品がある一方、
これホントに同じ料金なの?信じられない…
下手に映画見ると金だけじゃなく人生の貴重な時間も失ってしまう。
いやー、映画って本当に恐ろしいものですね。