ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第46回「カンタン成功法則」読んでみた…感想

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

「カンタン成功法則」

(斎藤一人著・KKロングセラーズ)

読んでみた…

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本文をパッと見た感じ「字がでかいな…」という印象。

「もっと字を少なくしてページ数減らせばいいのに…」

と思ったが、そこには何らかの理由があるんだろう…

 

この本を読んで感じたポイントについて書きたいと思う。

 

 

 

1.小我で行動すると失敗する

この本の冒頭に「一人さんは宗教ではない」

というようなことを釈明するかのように書いてあるが、

俺の中では「宗教」というのは、

「その教えに賛同し、

その教義に従って行動する事」だと思っている。

 

だから、大局的には「○○のファンで、グッズとか買いまくってる」

というのも俺の中では完全に宗教である。

だから「別に宗教でもいいんじゃないか?」というのが率直な意見。

 

まー、それはさておき小我の話である。

 

おっと!その前に、

「一人さんは宗教はやっていないが、

「神」はいると思っている」という話が出てくるが、まったく同感である。

だが、俺が思う「神」というのはこの大宇宙という仕組みそのものである。

そういう意味では、イスラム教のアラーに近いかもしれない。

 

俺は「神」は「人間様のことなど意図していない、

そんなに神様はヒマじゃないのだ!」と、

つい最近まで思っていたが、それを思い直すような発見が最近あった。

しかし、それはまた別の話である。

 

翻って本書の話。

「我(が)」には「大我」と

「小我(私欲)」があり、

小我で行動すると失敗する、というのである。

 

小我に含まれるものとしては、

「自分さえよければいい」というもの、

これはとても分かりやすいが、

「自分さえ我慢すればいいと思うこと」や、

「お金を儲けることを悪だと考えること」

という感情も小我だというのだが、これには驚いた。

 

なるほど、こういう思考が根底にあるから、

幸せになれない人が多いわけだ、と頷けた。

「心の貧困国Japan」

若者の自殺者数も先進国でトップらしいよ…

 

だが、この教え、簡単そうだけど、

実践するのはけっこう難しそうだ。

 

脳科学的には、刷り込みは絶対的な効果を発揮するらしい。

親や教師に刷り込まれてきた規範・道徳。

いい子であればあるほどそれは根深い。

年をとればとるほど固定観念から脱するのは難しいのだ。

 

「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、

俺的には「死ぬか中身が入れ替わる以外に

その人の本性は変わらない」

と思っているのでなんともはや…

 

「苦労すること・苦手なことは今すぐやめよう」ということも、

本書では謳っているが、揚げ足取りだろうか?

 

 

 

2.圧を高めれば成功に近づく

これもまったく頷ける話だな、と思った。

「100聞は1見に如かず」とはよく言ったもので、

人間様は見えるものしか信じない。

 

たとえ、どれだけ中身が素晴らしくても他の人に理解する手段はないのだ。

「知られていない」ということは「存在しない」と同じ。

本書の中で「着衣を高級なものにしたら、上等な扱いを受けた」

という話が載っていたが、

残念ながら世の中とはそういうものなのである。

(なんとなくそうなんじゃないか?とは思っていたが…)

いかに「私は中身を重視する」という考えがいかに独りよがりであるか、

ということを考えさせられた。

 

ただ「外面と同時に内面も磨かなければならない」

「1%の毒が全てをダメにする」

とも、一人先生は言っている。

 

 

3.成功とは宝探しのようなもの

成功は宝探しの宝と同じで、

いつまでもそこにあるわけではなく待ってくれない。

だからこそ、成功に早く辿り着く手段(新幹線)を見つけたら、

そっちに乗り換え可能な限り早く成功しなくてはならない。

 

成功して幸せになって成功法則を伝播する。

成功法則をみんなが知れば、みんなが幸せになれる、

それこそが、神の意志であり、そうすることで世界全体が幸せになる、

ということが本書の趣旨だろう。

 

 

 

【総評】

この本、けっこうペラペラである。

だが、深い。

「般若心経」は世界最短のお経と言われているが、とても深いものだ。

何か共通するものを感じる…

 

とにかくよくわかりました。

一人先生がエロ本好きである、ということが!

 

この本の内容を実践することには価値があるだろう。

特に、人生が上手くいっていないと思っている人にとっては猶更である。

間違っているから失敗するのだ。

今までと同じではいけない。

今までと同じやり方では失敗し続けるだけである。

失敗する、ということは神からの有難いメッセージ。

失敗は「業」と密接な関係がある。

人は「業」を解消するために生きている。

ヤバい。宗教臭い終わり方になってもうた…