ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第50回「富士夜間登山で気を付けたいこと」自戒

あ、どうも。ヒャルです。



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富士夜間登山で気をつけたいこと

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7月1日に遂に富士山山開きしましたね。
そして、過去の苦い経験を振り返るのだった。

というか、富士吉田口からしか自分は登ったことないです。
初めて富士山登ろうと思って調べたときに、
4つの登山口のうち3つが車使わなかったら行けなかったり、
乗り換えが多かったりすることが判明。

そんな中、富士吉田口には新宿から5合目への直通のバスがある、
ということがわかりそのルートを選択することに…

正直、富士山にそれほど思い入れがある、というワケではなく、
なんとなく「日本に生まれたからには一度ぐらいは登ってみよう」
という安直な気持ちで登ることにしただけのことなのであります。

だからもう「富士山が好きすぎてヤバい!!」
っていう人は色んな登山口から登りまくっていただきたい。

そして、何回か登ったけど「登ること自体」はそれほど大変じゃないと思う。
(富士吉田口は4ルート中「頂上への距離が最短」というのもあるが…)




POINT
1.高地に体を慣らす
2.頂上で凍死しないようにする
3.下山の方がしんどい


1.高地に体を慣らす

これはすごく重要なことだと思うんだけど、
ほとんどの人が生活していると思われる海抜0メートル前後から、
5合目で約2,300メートルの差があるので、
気圧が低い高地の環境に慣れなければならない。
気圧の変動はたいてい体に影響すると思われる。

自分は、幸か不幸か「高山病」といわれる症状に陥ったことがない。
例の「体を慣らす」というのが上手くいっているのかもしれないし、
もしかしたら、高山病になりにくい体質なのかもしれない。

だが、やらなければならない。
「高地に順応する」ということに!

ちなみに、俺は一度も万全な体調で富士山に登れたことがない。
よく、子供が「遠足の前の日にドキドキして眠れない」というアレである。
そして、俺の主な懸案は「バスに乗り遅れたらどうしよう…」である。
そのことを考えるとよく眠れなくなってしまうのである…(こどもか!!)
そして「まー、いっか、5合目でちょっと寝よう」ということになる。

5合目に着いたら登頂予定時間まで、そこらへんでゴロゴロする。
しかし、あまり寝ることはできない。
ここでの懸案は「寝ている時に金品を強奪されたりしたらどうしよう…」である。
かくして結局、あまり寝ないままスタートしてしまうというカラクリである。

だが、専門家の話では「眠れない場合、
体を横たえておくだけでも体力が回復する」というので、
「ゴロゴロする」というのもあながち無意味ではないのかもしれない。

1合目から登る人は少しずつ体を慣らしながら登ってくるのだろうか、
よくはわからないがうまくやっているんだろう。




2.頂上で凍死しないようにする

たぶん、19時か、20時ごろに登り始めると、
チェックポイント(~合目)で休憩を挟んでいたとしても、
日付変わって1時頃には、9合目ぐらいに到達しているであろう。

そこから、考えなければならないことがある。

それぐらいの時間(1時頃)から、
山小屋に宿泊されている方々がワラワラと出てくるのだ!
平日でも確実にけっこうな人数がいるぞ!
(ちなみに俺は平日にしか登ったことがない)
「一体、どこにこれだけの手勢が?」と思うぐらい…
そして、あっという間に頂上への道は大渋滞になってしまう。

山頂は夏にもかかわらず、気温は0℃前後。
さらに、ほぼ確実に強風が吹いていると予想される。
とにかく寒い。夏なのに…
風を透過しない衣類を持っていった方がいいよ…(ex.雨合羽)

ここがまた夜間登山の難しいところだと思うんだけど、
早い時間に山頂まで登ってしまうか、
9合目辺りで時間をつぶして来光の時間辺りに山頂に到達するのか、
という選択を迫られる。

登った場合、そこで日の出まで待たなければならない。
寒くて眠い。
(防寒グッズいっぱい持っていった方がいいよ…)
体を動かしていれば温かくなるが、
酸素が薄くて眠気とは別の意味で力尽きてしまう…

ちなみに俺は、
登山者には常道である厚手のタイツとかを履いて登らない。
なぜなら、暑いから。
登っているときは気温低しと言えど暑い。
タイツ履いてなくても暑い。
汗だらっだらになって別の意味で体調崩す。
暢気に着替えてる場所もないし…

まさに地獄。
寝たら死ぬ…
確実に死ぬ…
富士登山での死者は年に数人出ている。
「富士山で死にたい!!」と思っている人以外は、
その中の1人になりたいと思わないだろう…

来光が拝めるのは月によって違うと思うが、
4時過ぎとか、4時半ごろだろう。
俺は水平線(雲海)がほんのり明るく、光が出るか出ないかの、
「むらさきだちたるくものほそくたなびきたる」
の時間帯が一番好きなのでその時間をロックオンしている。


ギリギリを狙う時にも罠はある。
のんびり休憩していると今度は体が冷えすぎてしまう。
たぶん、これは登山者の人とかには常識だと思うけど、
とにかく脹脛(ふくらはぎ)を冷やしてはいけない。
ふくらはぎは第二の心臓とも言われ、血液還流の要になっている。
ふくらはぎで冷えた血液を心臓に戻すと一気に体全体が冷え切ってしまう。
体を温める場所もないし、
最悪、そのままお陀仏という事にもなりかねない。


よって、山頂に到達するのにベストな時間は3時半ごろだろう、と思う。
だが、さっき言った「山頂への道が大渋滞」に巻き込まれると、
その予想はかなり難しくなる。
富士山の1日の登頂者数は2,500人ぐらい、
と言われているがどうなんだろう?
ギリギリに登ったことがないから何とも言えない。


「日が出る時間までに頂上に到達していない」
ということほどマヌケなことはないだろう。
だから、俺は、仕方なく早めの時間に山頂に到達するようにしてきた。
わざわざ時間をかけてやって来ているのだから、
危ない橋は渡りたくないものである。

そして、山頂のお店が開いたら(たぶん5時半か6時ごろだったと思う…)、
1杯1,000円ぐらいのカップ麺を食べてください。
俺は食べたことないな…
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3.下山こそが本番
むしろ俺は「登山」ではなく「下山」と改めた方が正しいんじゃないか?
と思うぐらい、下山はしんどい。
「登る」ことにだけを重視しているとエライ目に遭う。下山の方が登ることよりも2倍しんどい。
下山のためにロープウェイをつけて欲しいぐらいである。

だって、あの植村直己先生も
下山の途中で行方不明になってもうたんやでー!!
下山舐めたらアカン(改めて俺が言うことでもないと思うが…)

「自分の体重×重力加速度」を自分の足で支えなければならない。
ベクトル計算して斜め下の方に力が働く。
「一体何往復するんやねーん?」ってぐらいの九十九折りの連続。
砂走(すなばしり)は足場悪いし、靴の中に砂は入ってくるわ、
日ごろ鍛錬していないと、ふくらはぎパンパンになるで。

一番近い富士吉田口でも、
急いで、2時間半~3時間ぐらいはかかると思う。

「家に帰るまでが遠足」とはよく言ったもので、
「下山するところからまさしく本番」と俺は思っている。

そして、遭遇したことはないが「落石」の危険性。
あれだけの人数が地面を削りながら下っているのに、
大規模崩落が頻繁に起きないことが逆に不思議なくらいである。

「富士山が大好き!富士山で死にたい!」と思っている人以外、
気をつけた方がいいだろう。
まー、気をつけてどうなるもんでもないと思うが…


【総評】
特に何も言うことはないが、
登りたい人は気をつけて登った方が良さそう。

個人的には、近所だったら台湾の玉山、
7大陸最高峰だったら、キリマンジャロに登ってみたいなー。



終わり