第51回「1日10秒マインドフルネス」読んでみた…感想
あ、どうも。ヒャルです。
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「1日10秒マインドフルネス」
読んでみた…
(藤井英雄著 大和書房)
「マインドフルネス」という言葉は聞いたことがあったが、
どういうことかよくわかっていなかった。
本書では
マインドフルネスとは「今、ここ」に
リアルタイムかつ客観的に気付いていること
と定義している。
そして、
マインドフルネスの状態になることができれば、
ネガティブ思考を客観視して手放し
「今、ここ」に集中して仕事のパフォーマンスを
最大限に発揮することができる
と。
これが出来るようになれば、とても素晴らしいことだ。
自分も常日頃、最大限のパフォーマンスを発揮できていないことに、
無い頭を悩ませている。
ミスをすると連鎖的にミスを重ねてしまう。
一体これは何故なんだろう?
「所詮、人間は色身でありナマモノ。ミスをすることは当然だ」
とも思っていたが、社会は厳しいので、そうも言っていられない。
そして「マインドフルネス」にこの問いを解消するヒントがありそうだ、
と直感的に思った。
状態には2パターン、
「マインドフルネスな状態」と、
「マインドフルネスではない状態(マインドレスネス、自動操縦モード)」
がある。
マインドフルネスの状態になるのはそれほど難しくない。
「今、ここ」に存在する自分を知覚することである。
自分もやってみたがすぐに出来た。
ミスをする→自分の状態を詳細に認識する、
これだけであら不思議、精神状態をかなり立て直せたのだった。
これはなかなかの効果がある。
だが、本書にも口を酸っぱくして書いてあるが、
マインドフルネスの欠点は持続しないこと
である。
一旦、マインドフルネスの状態になっても、
すぐに自動操縦モード(マインドレスネスな状態)に戻ってしまう。
そのために、マインドフルネスでいられるように、
訓練しなければならない。
その訓練方法が本書には多数書かれている。
・やってみたこと
実践編でも書いてあることはそれほど難しくない。
何にしてもそうだが、難しいことは持続して鍛錬することである。
「恒常性」という言葉があるが、人間の脳はルーチン以外の行動を嫌う。
機械でない限り、今までやっていなかったことを、
習慣化することは基本的に苦痛を伴うものである。
だから、本書の著者である藤井先生は、
「1日10秒」というラインを設定している、
というようなことをどこかに書いてあったと思う…
自分が良いな、と思った訓練法は、
歩くときに、足の爪先から地面に触れていく感覚を、
自分の意識に強く認識させていく方法である。
爪先→指の付け根→足の中央→踵
と順次感じ取っていくのである。
これなら、歩いているときなんかに日常的に訓練できる。
もっとも、雑踏とかで集中してしまった場合、危険ではあるが…
【総評】
世の中には、イライラ、ムカムカの元が多い。
最近、人間の脳は「暑い」と「頭に来る」の、
イライラの区別がつかない、という話を聞いた。
殆どのイライラ、ムカムカは対人関係から生じるものであるが、
つまり、そういう要因だけでなく、
ただ「暑い」ということだけでもイライラの元になりうるのである。
マインドフルネスの状態であることは、
人生に多くのメリットをもたらすので
今後も実践していきたい、と思った。