第8回。今更だが「君の名は(Your Name.)」見てきた。そして感想。
どうも。ヒャルキィです。
ついに「君の名は」見てきましたー。
いや、ほんとは公開したぐらいの時に、見てみたいな、
と思っていたがなんだかんだで、なかなかタイミングが悪く、
最早見に行くことを諦めかけていたが、熱が再燃してこの時期に…。
レイトショーですよ!
21時30分開始の!
敢えて人いないところ選んで席取ったのに、
そのあとから、被せて俺の隣の隣に滑り込んできたヤツ(男性です)が、
ほぼ、初めから、ずっとすすり泣いてるワケ。
なんじゃそりゃ?と思いながらの、視聴になったが、
えーと?前に俺、夏場劇場で扇子で煽いでたら注意されたんだけど、
すすり泣きうるさい、って、注意していいのかな?w
無駄話はこれぐらいにして、本題へ。
そうそう。これもたぶん、忘れちゃうと思うので、
備忘録としての記録、ということで。
人の記憶なんて曖昧。
でも、女子はその時、過去に感じた気持ちを瞬間的に思い出せるらしいよ。
だからと言って、決して女子になりたいとは思わないが…。
えーと、ちなみにネタバレ要素も入ると思うので、
見てない人は遠慮していただいてけっこうです。
ご存知の方は相当多数に上られると思いますが、
ざっくりとした、あらすじから。
≪あらすじ≫
彗星を見たことによって、瀧と、三葉は夢の中で、
互いに入れ替わる夢を見るが、
それは現実に起きていたことだった。
なんだかんだあって、三葉の村が彗星の落下で滅びたことを、
知った瀧は、おばあちゃんが言っていたことを思い出して、
三葉を助けるべく奔走するのだった…
≪思ったこと≫
あー、筋起こしてると、なんか鳥肌立ってきたー。
そして、涙が出てきた。
この作品、けっこう後から来る。
こう考えると、横で泣いていたヤツは、正しかった、という結論になるし、
リピーター大量出現により、
これだけの異例の大ヒットになっている、ということにも十分に頷ける。
俺もけっこうなセンチメンタリストなもんで…
特に、印象に残っているシーンとしては、
声だけを頼りに互いを探していた2人が、片割れ時に出会うところと、
すれ違う電車の中で互いが互いに気づくところかなー。
そこらへんは、うっ!となった。
片割れ時の邂逅は、黄泉の世界での出会い、みたいなもんなんじゃないのかなー。
なんか、時間軸とかの関係はよくわかんないけど、
片方は死んじゃってるわけでしょ?
イザナミは、冥府の穢れた食べ物を食べて、腐ってたけど、
三葉は腐ってなくて、よかったよかった。
あー、そうそう!
三葉と、瀧が、瀧の3年前。中学生のころに、
総武線の中で出会っていた、というところも、けっこう来たなー。
そして、その時もらった、組紐をお守りとして、身に着けていたんでしょ?
ロマンチックですねー。
あと、気になったところとしては、
三葉と、瀧の時間に3年のずれがある、のはどうして?というところだったが、
それも「結び」が時間をつないだ、という解釈でいいのかな?
たぶん、小説版とか読めば、答えが書いてあるのかもしれないけど、
読むのかなー?読まないのかなー?
気になるところではあるが…。
最近、世の中のことは、一見関係ないと思っていても、
実は根っこのところでつながっている、
というような思いにとらわれることが多くなってきたが、
まさしく、それを象徴しているような作品だな、と思った。
そして、それは、万物は流転する、の逆引き。
でも、なんか、時間までつながってしまう、というところには、
その手があったか!、と衝撃を受けた。
あと、ストーリーには直接関係ないけど、美監3人態勢で作られた、
ということろにも、衝撃を受けた。
あの美麗な画は一体何枚レイヤー重ねて書いたんだろう?
と思ったが、どーりで…、と納得できるものであった。
音楽もすごかったー。
つーか、声入りのBGMが多用されていることに、
今まで見てきた作品と大きく違う、ということを感じた。
というか、それだけじゃなく、
それが、作品の作りを一切邪魔していないですよねー。
そして、そのマッチした音楽が、一つの感動要素になっている。
なんか、スポンサーとか大人の事情で捻じ込まれた、音楽とは全然違う。
いやー、すごいなー。
もう一回、見に行きたいなー、と思うけど、行けるかなー。
いずれにしても、すごく面白い作品だった、ということは言える。
これを見に行ったちょっと前に、「声の形」も、
やはり、今更だけど、という形で見に行ったが、こっちも大層優れた作品だった。
それまでに見た映画は「予告編が一番よくできた本編」という感じで、
それ以上の感動があるものはほとんどなくて絶望していたが、
この2作はほんと、すごかった。
予告編にある以上のものが本編に詰まっていた。
映画というのは本来こういう物なんだ、という、ことを知ることができて、
本当に良かった、と思っている。