ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第39回「かかったことがある病気について ~縦隔気腫~」

あ、どうも、ヒャルです。

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

≪縦隔気腫≫

(じゅうかくきしゅ)

 

そこそこ珍しい病気だと思う。

自分もこの病名はなってから初めて知った。

症状は気胸に似ている。

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≪邂逅~この病気との出会い≫


この病気に初めてかかったとき、

近くの小学校の校医も務める町医者にかかったが

「ウチでは手に負えん」ということで、

武蔵野の日赤を紹介してもらった。

 

呼吸ができなくなり非常に苦しい。

「本当に死ぬんじゃないか?」と思わせるものがある。

家族に言わせると、

「ぐったりしていて顔面が土気色をしていた」ということだった。

 

何らかの要因で、内臓(食道)に穴が開きそこから体内に空気が漏れる。

その漏れ出した空気が細胞内から気道を圧迫することにより、

空気の通り道が減少→呼吸が非常に苦しくなる、

というメカニズムだと思われる。

 

何が原因かは判然としないが、たぶん、クシャミ・咳が原因だと思われる。

「そんなことで内臓に穴が開くか?」と思われるかもしれないが、

「クシャミで、肋骨が折れる」

「クシャミ・咳で通常鍛えにくいインナーマッスルを鍛えることが出来る」

という検証結果もあることから、間違いないことだと思われる。

クシャミや咳にはものすごいパワーがあるのだ。

神秘…

 

 

  

≪なりやすい人≫

気胸と同じようなもので、

「背が高い人がなりやすい」

というようなことを言っていたが、よくわからない。

既定のサイズよりも大きくなって細胞が引き伸ばされ、

その部分が弱くなってしまう、ということなのだろうか?

 

 

≪自分が処置された治療法≫

抗生物質による殺菌と、自然治癒。

重篤な場合、手術の可能性もある」ということだった。

基本、手術をすると100万からの料金がかかる。

そう考えると投薬だけの処置だったということは、

非常にラッキーだったといえる。

2週間ぐらいの入院をした。

 

細胞内にある空気が抜けたかどうかは、

首、鎖骨や胸骨あたりを触ってみて、

「プチプチ」という音がするかどうかで分かる。

この音が無くなれば一応、この病気が治った、ということになる。

 

 

 

≪なる人は何回もなる≫ 

ちなみに自分はこの病気を2回やっている。

1回目は、就活を控えた大学3年の冬。 

1回目の大体の経緯は上記にすでに書いたので割愛する。

 

2回目は、渋谷で働いていた時の春だった。

その時、運悪く社長を交えた会議をしていたが、

呼吸が苦しく前傾でいたのを社長から

「眠いのか?ちゃんとしろ」

と突っ込まれたことを覚えている。

 

その後、上司に「病院に行った方がいい」と言われて、

近くのクリニックいに行ったが、そこにいた女医から、

「風邪です」と一刀両断。

薬を渡されて帰されたが、

すでに、1回この病気にかかっていた自分だからわかったことであり、

普通の医者にわかるわけがない。

  

とりあえず、女医の言う通り帰って寝ることにしたが、

家に辿り着くまでにも呼吸が苦しくて途中の家の塀に腰かけていたところ、

付近を通りかかった、

おばあちゃんに「大丈夫?救急車呼ぼうか?」

と声をかけられる始末。

 

虫の息で「大丈夫です…」と言ってその場を離れ、 

なんとか家に辿り着いたが、横になって眠れないほど呼吸が苦しい。

 

仕方がないので、タクシーに乗り近くの総合病院へ。

緊急外来に行ってみたが、

笑えることにここの医者にも「風邪です

(俺は忙しいんだよ!

風邪ごときで

緊急外来に来るんじゃねー!)」

というような空気を出される始末。

 

 

別に、医者と言っても普通の人よりちょっと記憶力がすぐれているだけで、

圧倒的に優れているわけではない、

結局、世の中全てのことは

知識がないと対応できないんだな、

ということを思い知らされる出来事だった。

 

 

 

そのことは、癌のことについて調べた時にも思ったことだった。

「専門医と言えども誤診はある」し、

このことに端を発して「所詮医者」

という考えを持つようになった。

 

 

 

この病気に限らず、

生き延びたいと思うなら米国人のように、

日ごろからよく勉強して、

「自分の身は自分で守る」という姿勢が不可欠である。

 

 

話は戻って、

この「風邪です」という緊急外来の医師に対して

(やはりこの医師も薬を処方して帰らせようとした)

苦しい呼吸の中、

「とりあえずレントゲンをとってくれ」

ということを要請したことから、

医師もしぶしぶレントゲンをとることに…。

 

 

そこでやっと「そういう症状だ」ということを理解してもらったところ、

「これは重篤だ!」と、そのまま緊急入院。

外出も禁止(その前は普通に追い返そうとしていたことを考えると非常に滑稽。

冷笑以外ありえない)

どういうわけか循環器科の病床に入院した俺…

(たぶん、呼吸器科の病床が塞がっていたんだと思うが…)

 

 

笑える話だが、

これは自分がこの病気(縦隔気腫)のことを知っていたから、

入院に至っていたわけであり、

もしこれが初めて出た症状で、いきなりこの病院に行っていたら、

「医者の言うことだから…」といって、そのまま帰って寝ていただろう。

(たぶん、寝てはいられなかったと思うが…)

だとしたら、今、自分は生きていて、こんなブログなどつけていたか、

どうかはハッキリ言ってわからない。

 

 

「知っている」ということは

何よりも重要なことなのだ!

 

 

「医者なんてもんは

国家試験通っただけで、一般人より

ちょっとモノ知ってるだけの人」

マジで信用ならない(格言)

 

 

まとめて考えてみると、

初めにかかった小学校の校医も務める町医者の先生(たしか医学博士だった)は、

「名医」だったのかもしれない。

 

 

≪この病気にかかった原因≫

上記には咳・クシャミが原因だろう、とは書いたが、

実際のところ、いつのどれがターニングポイントだったか、

ということはよくわからない。

クシャミが肋骨を折るほどのパワーがある、

ということを知ったのは、だいぶ後の話である。

 

クシャミや咳というのは日常的にするものだろう。

つまり、アキレス腱が切れたり骨が折れたりとかした時のように、

「そういえばあの時…」というのがない、ということだ。

 

そのことを知ってからは、あまりクシャミをしないようには心がけている。 

 

そういえば、この前、癌検診で行った医院の女医先生は

縦隔気腫のことを知っていた。

まー、カラダの部位と病名で医者なら聞けば大体の察しはつくと思うが…

 

 

 

 

≪教訓≫

自分の体のことは人任せ(医者)にしないでよく調べた方がいい

 

 

終わり