ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第68回「思えば孤独は美しい。」読んだ… 感想 すごく刺さる

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

「思えば孤独は美しい。」

(糸井重里/ほぼ日/2017年)

読んだ…

 

 

 

 

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≪内容≫

口語調のエッセイ

 

 

 

≪感想≫

良いところ・共感できるところが多くて、

どこを挙げればいいのかがわからなくなるのだけれど、

まずは、そーだなー、

氏は「片隅」のことに言及されているが、

俺も見に行ったけど、糸井氏の言及とは真逆で、

どこが良いのかが全くわからなかった。

 

実は、このブログにも一度は上げようと思ったのだけれど、

ホントに何にも面白くなくて、

最後のシーンで「残った左手でまた絵を描き始めた」

とかの結びだったら希望もあるな、とも思ってたんだけど、

それすらもなくて、書いても批判にしかならないならと思って、

書かずに終わったんだが、

そこで本書で出てきたのが「主観」と「客観」の話ですよ。

 

周りの様子を見て、

正しそうなことを言う。

こうして「主観」が減っていく

と、氏は言う。

 

これに感化されて、

俺も「片隅」に対する本心を書いてみたわけですよ。

まだ、全然書き足りなくはあるが…

とはいっても、ただ単に俺が

「片隅」の良さを理解できない痴れ者である、

というだけの話である。

 

 

 

・いろんなものごとには、さみしさが隠れている

さみしさが全てのいきものの生きる動機であるような気さえする

 

ああ、そうだったのか。

よくわからない。率直に受け入れられなかったが、

そうかもしれない、と思った一節。

もっと年をとれば、受け入れられるようになるかもしれない。

 

 

 

・うまくいかないのは人が喜ばないことをしてるせい 

 

全くその通りだと思った。頭が下がる。

勝手に商売のことに置き換えてしまうが、

世の中は需要と供給のバランスでできている。

他人が喜ばないことをしても、うまくいかないのは当然である。

極めて基本的なことだが、

この点を見誤ってしまうことがとても多い。

 

 

・嫉妬心はあって当たり前

 

俺がテレビをあまり見なくなったのはこれ故である。

とかく、テレビって奴は「こんなすごい人がいる。この人を賛美しましょう」

だとか「こんな悪い奴がいる。この人を叩きましょう」

というような論調で構成されている。

 

ここで主題となっているのは前者だが、

「それを見たり知ったりして、

俺はどうすればいいわけ?羨めばいいのか?」といつも思ってしまう。

俺は「事象を受け入れるということは、諦めることである」と思っている。

簡単に認めてはならない。

抗わなくてはならない。

流れに逆らわなくてはならない。

それが生きることである。

そして、テレビをほとんど見なくなった。

もっとも、氏はこういうことを言いたいわけではないと思うが…

 

 

・それについて、なにか言えることはあんまりない 

いかにも言って欲しいようなことは言わないようにする

そして、誰も本当にはわかってない

 

これも思うところがあったなー。

仕事上のことでも「わからないから質問するのだ」と大抵の人間は思っている。

だが、ある程度分かっていないと質問することもできない。

そして「質問しない奴は分かっている」と思ってる奴がほとんどだが、

そんなことはない。

それをわかっていない。

 

また、ずれてきたので保留…

 

 

 

・生きているのがいいのか、死ぬのが悪いことなのかは、

良い悪いで分けられるものじゃない

 

これもなー。

俺にも祖母がいて90近くまで生きたが、

晩年は思うように生きられなかった、と思う。

財布を、叔父夫婦に預けたが、自分で金を思うように使えなくなっていた。

自分の望むような葬式も挙げてもらえなかったし…

 

大抵の人は長生きはだと幸せなことだと思っていると思うが、

その時には「人生とはなにか?」を考えさせられた。

 

 

 

・夏の終わりの情景

真夏のしっぽ

夏が終わるさみしさ

 

これも子供のころから経験していたから、よくわかるなー。 

もっとも、氏が言いたいことと違うかもしれないが…

夏の終わり、ってわかるんだよねー。

 

気温が下がるって、ホントに寂しく感じる。

「日本には四季があるから良い」ってよく言うが、

俺はそうは思わない。

できることなら気温の変動が少ない温帯に移住したい。

寂しくなりたくないから。

 

 

 

終わり