ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第102回「天気の子」(2019/7封切)見てきた… 感想

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

「天気の子」(2019/7)見てきた… 感想

 

 

 

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パンフ

 

 

直接的な表現は避けるが、ネタバレ…、

になるかもしれない…

知りたくない人はお引き取り頂いた方が良いかもしれない。

 

つーか、タイトルでネタばれてるんじゃね?

まーいっか…

 

 

 

 

大枠の作りとしては前作と似ていると感じた。

お姫さまを助けに行くみたいな? 

 

 

 

意外なことに暴力的な描写が結構多かった。

主人公でもある「帆高」は事ある毎にけっこう殴られてたなー。

 

この監督の作品はこんなバイオレンスな芸風だったっけ?とも思ったけど、

そういえば、前作でも、変電所爆破とかしてたっけ…

 

その主人公は、

普通の人から見ると常識から外れた、

「こいつは気が狂ってる」と思われることをバンバンやりまくる。

だが、その異常行動は帰結へとつながっている。

 

人は得てして常識に縛られる。

アインシュタインは言った

「常識とはその人が積み上げた偏見の集大成である」と。

 

若いから滅茶苦茶なことをやっていいってワケじゃないけど、

「今の若者はあんま元気無いんじゃね?

もっと派手なことやれば?」

という監督からのメッセージだったのかもしれない。

 

そういや、何かの記事で監督が

「怒られるの覚悟の上」

みたいなこと言ってたような

気がするけど、それってコレのことか?

 

子供は大人からの理不尽な暴力に晒されている。

子供への暴力は世界的にも問題になっている。

そんなことを思ったりもした。

 

 

帆高の親については、作中では詳しく言及されてないけど、

「家出人捜索願」が出てるってことは多分、

それほどおかしな家庭ではないと思われる。

 それでも頑なに家に帰りたくない家出少年。

 

 

「親」というものが、

「受け入れられない世界」を表していて、

それを受容しなければならないことからの逃避。

「若さ」って時としてそういうことあるな。

でも、結局巻かれて行ってしまう…

残念なことに。

 

終盤に圭介が帆高にいう

「大人になれ」というセリフがそれを象徴している。

だが、そんな圭介も… 

 

 

エピローグでは

家に戻り高校を卒業しているところを見ると、

そこまで壊滅的な家ではなかったようだ

ちゃんと家出人の捜索届けも出ていたし。

 

 

なりふり構わず詰め込んだなー

絵がきれいで情報量多い。

雨粒が地面に当たって跳ね返る所とかは、

やっぱりこだわってるなー、と思った。

 

あまりに情報量多いのでもう一回見たくなる… 

たぶん、時間ないから行かないと思うが…

 

その一方で、

遊び心なのかなー?「これいる?」ってのもあった。

前作は無駄を徹底的に排除して作品を作った結果、大成功に至った、

という評があったが、どうなんだろう?

 

 

「世の中が狂ったんじゃない、元から狂ってたんだ」

というセリフが印象的

 

まー、最終的に世界はあんなことになっちゃったけど、

最後に愛は勝つ?ってことか?

 

 

 

前作程面白いとは思わなかったけど、決してつまらなくはない。

映画館に行っては「失敗した…」と頻繁に思う俺がそう思うぐらいだから、

良い作品なのだろう…

 

人間の奢り

 

 

 

終わり