ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第52回「Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~(1日目)」行ってきた… 感想

あ、どうも、ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

Fate/Grand Order Fes. 2018 

~3rd Anniversary~(1日目)

行ってきた…

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会場  幕張メッセ国際展示場 9~11ホール(千葉市美浜区)

開場  9:00AM

 

 

 

 

 

【経緯 (特に読む必要ない…であろう)】

カンカン照りの猛暑の日々が続いていたのに、

ここに来てまさかの台風直撃…

そんなことってあるのか!?

それもイベ当日の1週間ぐらい前から分かるぐらいのでデカいヤツ

 

行くの超かったるくなってきた…

なんで思い付きで、このイベのチケット取っちまったんだろう…

 

そもそも俺fgoやってないのに…

と、めちゃくちゃ後悔したのだった。

 

「ステージ観覧申し込み権付き」だから、

前売りの方が得!

と思ってしまったのが運の尽きだった。

 

しかも、マヌケなことに、

ステージ観覧の申し込みのシステムがよくわからずに、

まごまごしているうちに期限切れになり、

結局何一つ申し込めず…、

という尾ひれ付き…

もはや何のために前売りを買ったのかがわからない…

 

 

当日になり予報通りやはり台風はやってきた…

 

 

「なんでこのイベのチケ取っちまったんだろ?

失敗した失敗した失敗した…」と思う俺。

 

こんな後悔、去年のアニソンイチバンというライブイベント以来だ!

(この時も台風直撃、主催者発表で中止になるかもと期待していたが、

当然そんなことにはならず…

主催者側の損失が大きすぎるため、

余程のことがない限り中止にはならないようだ…)

 

 

それ相応の額のチケ代払っちまってるので

「仕方がない」と腹を決めることにした。

家からメッセまではチャリで30分ぐらい。

地元民である俺は千葉県の北東部の海沿いの地域は、

けっこう冠水することを知っている。

今回の台風の規模はかなりデカいので、

下手したら生きて帰ってこれないんじゃないか、

とまで思う。

 

ところが、幸運なことに移動中、雨に濡れることはなかった。

 

 

5時前に会場着いたが、すでにけっこうな人数が並んでいた…

たぶん、500人以上…

「台風なのに、

こいつらどーかしてるぜ!」と思う俺。

とりあえず、並んでいると程なくして列が動き出し駐車場方面へと誘導される。

 

途中で、本人確認がありチケと身分証の提示を求められる

「そんなことするほどまでの意味があるイベなのか?」

と思いつつ身分証を提示する。

俺はけっこうイベ行く方だと思うけど、

ガチの本人確認って初めてかもしれない…

 

駐車場に並ぶことになったが、11ホール側だったので、

「早く行けば濡れない場所で待機できるかもしれない」

という目算は完全に外れる。

1~8ホール開催とは全く勝手が違うようだ。

 

開場までの時間を終始、駐車場で過ごすことになる。

その間、断続的に豪雨が降る。

 

9時開場だったが、列はなかなか動かない。

ファストチケットの関連だろう。

その間にも時折、豪雨が降る。

ようやく会場に入れたのは9時半過ぎだった。 

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(イメージ)

 

 

【参加したアトラクション】

入場してすぐに目に入ったのはウェルカムロードだった。

ここは複数本のピラー状のモニターと、

中央のスクリーンとが連動される形で配置されていて、

主としてキャラクターがメインで映し出されるものだったが、

なかなか見ごたえあるものだった。

 

何でも「初動が重要」と言われるが、

初めの段階で来場者の心を掴むのには十分な仕掛けだったし、

けっこう金かけてるな、と思う。 

 

付近を見ていると、アーケードの整理券を配っていたので受け取る。

10時15分集合だったので、それまでに他を見ることにした。

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地域ごとのコンセプトに合わせて、

サーヴァントのパネルが陳列されているコーナー

平面のパネルなのでライトの照り返しで、思うような写真が撮れなかった。

 

 

・物販の模様…

かなりの人数が並んでいた。

陳列されていたグッズを見てみたが、

ビックリするぐらい欲しいものがない…

2週間後ぐらいに真夏のCの付く例のヤツもあるし…、

ということでスルーすることにした。

 

 

・アーケードブース

時間になったのでアーケードのブースにやってきた。

全く勝手がわからなかったが、

どうやら画面にタッチすればいいらしいことが分かった。

その結果、アイリスたんのカードが出てきた。

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☆4…、ということはSRクラスということなのだろうか?

強いのか弱いのか、意味があるのか無いのかが全くわからない…

 

 

 

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・カーニバルステージ

コスプレは本物じゃないか?と思うぐらい、すげーレベルが高かった。

写真を上げた方が良かったのかもしれないが、

特定の個人が出ているのでためらう。

 

スーパー着ぐるみトークショーでは、

SDキャラがなんかわちゃわちゃやっていた。

 

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・令呪ペイント

この紋章が何を意味するのかはよくわからないが、

フィーリングで適当に選んでしまった。

デザインのクオリティは高いなー、と思う。

 

スタッフの人も言っていたが、

上手く転写するにはシートをびしょびしょに濡らすことが不可欠。

 

 

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・宝具展示エリア

とりあえず、エクスカリバー

 

 

 

【感想】 

えーっと、おもしろかった…、んじゃないかな…

 

女子が多いねー。

中国から来てるらしい子もいたし。

昨今のゲーム・アニメ界隈の風潮てよくわからん。

男性向けと思われる作品にも大きく女子が食い込んできてるし…

そもそも、マンガとかアニメは女子の領域なのかもしれない…

 

台風が気になって仕方なかったから、

速攻で帰ろう、と思っていたが予想外に長居してしまった。

今回千葉に来た台風は思ってたよりはるかにeasyだった。

ほら、台風って反時計回りじゃん。

つまり、あのルート通って行くってことは、

超やべーって危惧してたわけですよ…

 

 

≪良かった点≫

①ガチで本人確認やってた 

本人確認するっていうのは

とても良いことだと思う。

 

ちょっと前にこのブログでも書いたけど、

チケ売買の結果、買い手がつかず空席、

という状況をしばしば見てきた(アリーナとか…)

チケはホントに会場参加する人だけが買うべきだと思う。

今後、世の中がこういう風潮になっていけば悲劇が減るだろう。

 

ただ、歩道橋の上でチケチェックしていたのは、どうなんだろうか?

その後、見に行かなかったからわからないが、

雨が降っていたタイミングもあったし、ずぶ濡れの中でやってたのか?

チケとかビショビショになりながら?

だとしたら正気とは思えないな。

 

 

 

②フードコートが充実していた

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物販では何も買わなかったし、話のタネに何か食べてみよう、

と思い、この段階で50分待ちだった列に並ぶ。

チョイスしたのは、とっつぁん焼き(600円)と、召喚フランクフルト(300円)

 

基本、俺はこういった催事に出店している食べ物は、

得てしてマズいもんだと思っていた。

しかも、キャラの魅力で売っているもんだったら猶更。

今回も、帰り道にあるコストコで何か食ってから帰ろう、と思っていた。

 

ところがだよ!

食べてみるとけっこうウマい!

 

とっつぁん焼きは要はタコ焼きのようなもんだが、 

外はカリカリで中はしっとりしていて、

出来合いのモノだったが、決してマズくない…

コイツは驚きだ…

(イカ墨ソースはハッキリしない味ではあったが…)

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フランクフルトも、肉がしっかりしていて食べ応えがあり、

中から肉汁が出てくるものだった…

 

フードコートのブースをよくよく見てみると、

中でスタッフの人たちが、この蒸し暑い中、

必死こいて作っている!

 

どこぞのイベのように、

弁当をどこかから運んできて

右から左にそのまま売る、という方式

ではないのだ!

 

いやー、これには恐れ入ったなー。

オフィシャルの店以外にも複数店舗出ていたが、

(牛タン屋とか、ケバブ屋とか…)

たぶん、全ての店舗美味かったんじゃないか、と予想する。

出店にあたってスタッフが吟味したんじゃないかなー?

 

俺は他に、牛タン屋の巨大かき氷を食べてみたが、けっこう美味かった。

食べ物が美味いというのはかなりポイント高いと思う。

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そういえば、フランクフルトの串にアタリが出てクリアファイルもらった。

交換に行ったとき、先に来ていた女性がアタリの串を2本持ってきていた。

もしかしたら、全てアタリだったのかもしれない…

だとしたら、かなり粋な演出だったと思う。

 

 

 

③その他

あと、驚いたのはオフィシャルグッズが、

手に取れる状態で陳列されていたことだった。

(もっとも「触らないでください」という表示はあったが…)

こう言っちゃあ何だけど、世の中って手癖悪いヤツかなりいるよ…

 

それが、きれいな状態で保持されていたことになんか驚いた。

けっこうな額の入場料払ってくる人たちばかりだから、

参加者のリテラシーはかなり高いのかもしれない。 

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【総評】

結局のところ、メインは物販ですよ。

オフィシャル以外にも複数の企業がなんか色々売ってた。

欲しいもんがなかったから何も買わなかったけど。

 

人それぞれ楽しみ方は違うんだろうけど、

1日中いて楽しめるかどうかは未知数。

アトラクションとかも多いわけじゃないし、

昼頃には人でごった返していたので、

この内容でこれだけの人数を支え切れていない印象…

俺は1時ごろに帰ったが…

 

※俺はfgoやってません

つーか、マジでなんで俺このイベ参加しようと思ったんだろ?

ちなみに徳島のユーフォ―テーブルカフェには行ったことあります…

何の関係もない話だが!

 

けっこうなチケ代で、1万人以上の来場者がある、

ということで、けっこう儲かってるんじゃないか、と思っていたが、

どーなんでしょう?

まー、儲かってるは儲かってるだろうけど(グッズ販売で)

映像とか設営はかなり金かけてたと思うよー。

 

リストバンドとかもけっこう洗練されてて、イイね!

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とりあえず、どーいうイベかは分かっただけで収穫はあった。

たぶん、来年は行かないと思うが…

 

 

 

終わり

 

 

第51回「1日10秒マインドフルネス」読んでみた…感想

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

「1日10秒マインドフルネス」

読んでみた…

(藤井英雄著 大和書房)

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「マインドフルネス」という言葉は聞いたことがあったが、

どういうことかよくわかっていなかった。

 

本書では

マインドフルネスとは「今、ここ」に

リアルタイムかつ客観的に気付いていること 

と定義している。

 

そして、

マインドフルネスの状態になることができれば、

ネガティブ思考を客観視して手放し

「今、ここ」に集中して仕事のパフォーマンスを

最大限に発揮することができる 

と。 

 

 

これが出来るようになれば、とても素晴らしいことだ。

自分も常日頃、最大限のパフォーマンスを発揮できていないことに、

無い頭を悩ませている。

 

ミスをすると連鎖的にミスを重ねてしまう。

一体これは何故なんだろう?

「所詮、人間は色身でありナマモノ。ミスをすることは当然だ」

とも思っていたが、社会は厳しいので、そうも言っていられない。

そして「マインドフルネス」にこの問いを解消するヒントがありそうだ、

と直感的に思った。

 

 

状態には2パターン、

「マインドフルネスな状態」と、

「マインドフルネスではない状態(マインドレスネス、自動操縦モード)」

がある。

 

マインドフルネスの状態になるのはそれほど難しくない。

「今、ここ」に存在する自分を知覚することである。

自分もやってみたがすぐに出来た。

ミスをする→自分の状態を詳細に認識する、

これだけであら不思議、精神状態をかなり立て直せたのだった。

これはなかなかの効果がある。

 

だが、本書にも口を酸っぱくして書いてあるが、

マインドフルネスの欠点は持続しないこと

である。

一旦、マインドフルネスの状態になっても、

すぐに自動操縦モード(マインドレスネスな状態)に戻ってしまう。

 

そのために、マインドフルネスでいられるように、

訓練しなければならない。

その訓練方法が本書には多数書かれている。

 

 

・やってみたこと

実践編でも書いてあることはそれほど難しくない。

何にしてもそうだが、難しいことは持続して鍛錬することである。

「恒常性」という言葉があるが、人間の脳はルーチン以外の行動を嫌う。

機械でない限り、今までやっていなかったことを、

習慣化することは基本的に苦痛を伴うものである。

 

だから、本書の著者である藤井先生は、

「1日10秒」というラインを設定している、

というようなことをどこかに書いてあったと思う…

 

 

自分が良いな、と思った訓練法は、

歩くときに、足の爪先から地面に触れていく感覚を、

自分の意識に強く認識させていく方法である。

爪先→指の付け根→足の中央→踵

と順次感じ取っていくのである。

これなら、歩いているときなんかに日常的に訓練できる。

もっとも、雑踏とかで集中してしまった場合、危険ではあるが…

 

 

【総評】

世の中には、イライラ、ムカムカの元が多い。

最近、人間の脳は「暑い」と「頭に来る」の、

イライラの区別がつかない、という話を聞いた。

殆どのイライラ、ムカムカは対人関係から生じるものであるが、

つまり、そういう要因だけでなく、

ただ「暑い」ということだけでもイライラの元になりうるのである。

 

マインドフルネスの状態であることは、

人生に多くのメリットをもたらすので

今後も実践していきたい、と思った。 

 

 

第50回「富士夜間登山で気を付けたいこと」自戒

あ、どうも。ヒャルです。



※この記事の無断転載等を禁止します




富士夜間登山で気をつけたいこと

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7月1日に遂に富士山山開きしましたね。
そして、過去の苦い経験を振り返るのだった。

というか、富士吉田口からしか自分は登ったことないです。
初めて富士山登ろうと思って調べたときに、
4つの登山口のうち3つが車使わなかったら行けなかったり、
乗り換えが多かったりすることが判明。

そんな中、富士吉田口には新宿から5合目への直通のバスがある、
ということがわかりそのルートを選択することに…

正直、富士山にそれほど思い入れがある、というワケではなく、
なんとなく「日本に生まれたからには一度ぐらいは登ってみよう」
という安直な気持ちで登ることにしただけのことなのであります。

だからもう「富士山が好きすぎてヤバい!!」
っていう人は色んな登山口から登りまくっていただきたい。

そして、何回か登ったけど「登ること自体」はそれほど大変じゃないと思う。
(富士吉田口は4ルート中「頂上への距離が最短」というのもあるが…)




POINT
1.高地に体を慣らす
2.頂上で凍死しないようにする
3.下山の方がしんどい


1.高地に体を慣らす

これはすごく重要なことだと思うんだけど、
ほとんどの人が生活していると思われる海抜0メートル前後から、
5合目で約2,300メートルの差があるので、
気圧が低い高地の環境に慣れなければならない。
気圧の変動はたいてい体に影響すると思われる。

自分は、幸か不幸か「高山病」といわれる症状に陥ったことがない。
例の「体を慣らす」というのが上手くいっているのかもしれないし、
もしかしたら、高山病になりにくい体質なのかもしれない。

だが、やらなければならない。
「高地に順応する」ということに!

ちなみに、俺は一度も万全な体調で富士山に登れたことがない。
よく、子供が「遠足の前の日にドキドキして眠れない」というアレである。
そして、俺の主な懸案は「バスに乗り遅れたらどうしよう…」である。
そのことを考えるとよく眠れなくなってしまうのである…(こどもか!!)
そして「まー、いっか、5合目でちょっと寝よう」ということになる。

5合目に着いたら登頂予定時間まで、そこらへんでゴロゴロする。
しかし、あまり寝ることはできない。
ここでの懸案は「寝ている時に金品を強奪されたりしたらどうしよう…」である。
かくして結局、あまり寝ないままスタートしてしまうというカラクリである。

だが、専門家の話では「眠れない場合、
体を横たえておくだけでも体力が回復する」というので、
「ゴロゴロする」というのもあながち無意味ではないのかもしれない。

1合目から登る人は少しずつ体を慣らしながら登ってくるのだろうか、
よくはわからないがうまくやっているんだろう。




2.頂上で凍死しないようにする

たぶん、19時か、20時ごろに登り始めると、
チェックポイント(~合目)で休憩を挟んでいたとしても、
日付変わって1時頃には、9合目ぐらいに到達しているであろう。

そこから、考えなければならないことがある。

それぐらいの時間(1時頃)から、
山小屋に宿泊されている方々がワラワラと出てくるのだ!
平日でも確実にけっこうな人数がいるぞ!
(ちなみに俺は平日にしか登ったことがない)
「一体、どこにこれだけの手勢が?」と思うぐらい…
そして、あっという間に頂上への道は大渋滞になってしまう。

山頂は夏にもかかわらず、気温は0℃前後。
さらに、ほぼ確実に強風が吹いていると予想される。
とにかく寒い。夏なのに…
風を透過しない衣類を持っていった方がいいよ…(ex.雨合羽)

ここがまた夜間登山の難しいところだと思うんだけど、
早い時間に山頂まで登ってしまうか、
9合目辺りで時間をつぶして来光の時間辺りに山頂に到達するのか、
という選択を迫られる。

登った場合、そこで日の出まで待たなければならない。
寒くて眠い。
(防寒グッズいっぱい持っていった方がいいよ…)
体を動かしていれば温かくなるが、
酸素が薄くて眠気とは別の意味で力尽きてしまう…

ちなみに俺は、
登山者には常道である厚手のタイツとかを履いて登らない。
なぜなら、暑いから。
登っているときは気温低しと言えど暑い。
タイツ履いてなくても暑い。
汗だらっだらになって別の意味で体調崩す。
暢気に着替えてる場所もないし…

まさに地獄。
寝たら死ぬ…
確実に死ぬ…
富士登山での死者は年に数人出ている。
「富士山で死にたい!!」と思っている人以外は、
その中の1人になりたいと思わないだろう…

来光が拝めるのは月によって違うと思うが、
4時過ぎとか、4時半ごろだろう。
俺は水平線(雲海)がほんのり明るく、光が出るか出ないかの、
「むらさきだちたるくものほそくたなびきたる」
の時間帯が一番好きなのでその時間をロックオンしている。


ギリギリを狙う時にも罠はある。
のんびり休憩していると今度は体が冷えすぎてしまう。
たぶん、これは登山者の人とかには常識だと思うけど、
とにかく脹脛(ふくらはぎ)を冷やしてはいけない。
ふくらはぎは第二の心臓とも言われ、血液還流の要になっている。
ふくらはぎで冷えた血液を心臓に戻すと一気に体全体が冷え切ってしまう。
体を温める場所もないし、
最悪、そのままお陀仏という事にもなりかねない。


よって、山頂に到達するのにベストな時間は3時半ごろだろう、と思う。
だが、さっき言った「山頂への道が大渋滞」に巻き込まれると、
その予想はかなり難しくなる。
富士山の1日の登頂者数は2,500人ぐらい、
と言われているがどうなんだろう?
ギリギリに登ったことがないから何とも言えない。


「日が出る時間までに頂上に到達していない」
ということほどマヌケなことはないだろう。
だから、俺は、仕方なく早めの時間に山頂に到達するようにしてきた。
わざわざ時間をかけてやって来ているのだから、
危ない橋は渡りたくないものである。

そして、山頂のお店が開いたら(たぶん5時半か6時ごろだったと思う…)、
1杯1,000円ぐらいのカップ麺を食べてください。
俺は食べたことないな…
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3.下山こそが本番
むしろ俺は「登山」ではなく「下山」と改めた方が正しいんじゃないか?
と思うぐらい、下山はしんどい。
「登る」ことにだけを重視しているとエライ目に遭う。下山の方が登ることよりも2倍しんどい。
下山のためにロープウェイをつけて欲しいぐらいである。

だって、あの植村直己先生も
下山の途中で行方不明になってもうたんやでー!!
下山舐めたらアカン(改めて俺が言うことでもないと思うが…)

「自分の体重×重力加速度」を自分の足で支えなければならない。
ベクトル計算して斜め下の方に力が働く。
「一体何往復するんやねーん?」ってぐらいの九十九折りの連続。
砂走(すなばしり)は足場悪いし、靴の中に砂は入ってくるわ、
日ごろ鍛錬していないと、ふくらはぎパンパンになるで。

一番近い富士吉田口でも、
急いで、2時間半~3時間ぐらいはかかると思う。

「家に帰るまでが遠足」とはよく言ったもので、
「下山するところからがまさしく本番」と俺は思っている。

そして、遭遇したことはないが「落石」の危険性。
あれだけの人数が地面を削りながら下っているのに、
大規模崩落が頻繁に起きないことが逆に不思議なくらいである。

「富士山が大好き!富士山で死ねたら本望!」と思っている人以外、
気をつけた方がいいだろう。
まー、気をつけてどうなるもんでもないと思うが…


【総評】
特に何も言うことはないが、
登りたい人は気をつけて登った方が良さそう。

個人的には、近所だったら台湾の玉山、
7大陸最高峰だったら、キリマンジャロに登ってみたいなー。



終わり