ゲシュタルトのビボログ

日々アホなことを繰り返しているので備忘録つけることにした…

第90回「ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow」見てきた… 感想「予想外」

あ、どうも。ヒャルです。

 

 

 

※この記事の無断転載等を禁止します

 

 

 

ラブライブ!サンシャイン!!

The School Idol Movie Over the Rainbow

見てきた… 感想

f:id:hyaluckee:20190112134020p:plain

ラブライブサンシャイン劇場版ポスター



 

2019年1月4日より公開開始

 

 

 

 

※この記事にはネタバレを含みます。

 

 

 

≪ざっくりとしたあらすじ≫

ラブライブ!」で優勝したが、

母校の廃校を止められなかったAqours

3年生は卒業して卒業旅行へ、

在校生は沼津の女子高へ編入されることになった。

 

だが、新しい学校には、

彼女たちの存在を快く思わない勢力がいて嫌がらせを受ける。

自分たちの存在を認めさせるためには実力を見せるしかない。

そう考えた彼女たちは、パフォーマンスをするが、

3年生が抜け、均衡を欠いたAqoursはライブを失敗してしまう…

 

そんな中、鞠莉の母が帰国。

「娘の消息が分からない」という彼女は、

千歌たちをイタリアへ捜索へ向かわせる。

だがそれは、千歌たちを囮にして、

言うことを聞かない娘・鞠莉を拘束する方便だった。

 

最終的に母と全面対決することになった鞠莉は「ライブ」で、

自分の行動を認めさせることに…

再び9人になった彼女たちは最高のパフォーマンスをし、

日本へ帰国する。

 

帰国した千歌たちだったが問題は残ったまま…

イタリアで手応えを掴んだ千歌は改めてライブを企画するが、

一方、函館でも問題が発生していた。

理亜が過去の失敗を引きずって腐っていたのだ。

 

そこで、AqoursはSaintSnowとの合同ライブを企画する。

果たして、理亜は立ち直ることができるのか?

そして、Aqoursの行く末は?

 

  

 

≪感想≫

びっくりした!

意外だった!

f:id:hyaluckee:20190112134131p:plain

梨子色紙



公開初週の映画興収ランキングでは8位だったので、

「あ、コレ、やらかしちゃってんのかな?」と、

思ってたんだが…

 

全然期待してなかったけど、

予想よりもはるかにおもしろかった!

 

ふんだんに盛り込んだ小ネタの数々。

笑いあり涙ありで、

実際、良いシーンが幾つもあって、

ちょいちょい泣きそうになったし…

(たぶん、1人で家で見てたら絶対に泣いてた…)

 

ストーリーの方向性がハッキリしていて、

物語に入って行きやすい。

サンシャインはTVシリーズの初めから、ずっと脚本が良い。

脚本グッジョブ!

花十先生脂乗りまくってるねぇ

 

作画もめちゃくちゃ凝っていた。

シーンが変わる毎に服装だけでなく髪型もチェンジ。

これだけ変えて来ると、ミスの原因にもなりそうなのに、

(設定資料作るのも大変だよ…)

「詰め込めるところは徹底的に詰め込みましたー!」的な

スタッフの熱意を感じた。

 

まさに全ての要素が高次元で調和した

ラブライブ!」的な「ラブライブ!

監督の采配が見事。

 

今回、縛りきつくなくて自由度高かったのが良かったんだろうと愚考する。

μ'sの時は、あまりにも全てのことが閉塞しすぎていて、

かなり苦しい展開だったけど…

 

もっとも、

世間一般には受け入れられなかったかもしれない、

でも、それでいい。

 

何にしても同じことが言えると思うけど、

分かる人だけが分かればいいんじゃなかろうか。

アニメ映画って、それぐらいで丁度いいと思うよ…

 

だが、商業的にはそういうわけにはいかないか(笑

たぶん、広告宣伝費にしこたま金かけてると思うし…

(アニメ視聴者の時間帯だけでなく、

キー局の主婦層の時間帯にまでCM流してんだぜ…

やり過ぎだよ…)

 

 

 

≪気になったところ≫ 

・ルビィと理亜の成長物語

本作においてルビィちゃんは最重要人物である。

ルビィちゃんファンおめでとう。

最早、この作品はルビィちゃんの為にある、と言っても過言ではない。

 

「頼れる姉」という後ろ盾を失ったルビィちゃんは、

自分で考え、自分が正しいと思う行動を取るようになる。

 

仮に今回が「サンシャイン」初見である人でも、

序盤で「ピギピギ」叫んで色んなことに怯えていたルビィちゃんが、

どんどん成長していくのが分かるだろう。

 

そして、同じく「頼れる姉」の期待を裏切ってしまったことに苦悩する理亜…

理亜も、ルビィに引っ張られる形で、過去に決別し成長していく。

 

このことは、決して卒業だけのケースに留まらない。

あるいは死別など、

人生には必ず、こう言った大きな存在との別離が訪れる。

この作品は、そのような岐路に立った時に、

どう行動すべきかというヒントを与えてくれる。

 

少女は女になり、女は母になるのだ(笑

 

 

 

・マリの母

本当は初めから鞠莉のことを認めていたんだろう、と思われる。

ストーリー上、いなくても成立するんじゃないか?とも思ったが、

「千歌たちを円滑に海外に行かせる存在」として重要なウエイトを占めている。

千歌たちは外の世界を見て様々な経験をすることで成長する。

 

 

・月ちゃん

曜の恋人役(?)であることは外すことはできない。

その流れで、他にも色んな役割を割り当てられている。

 

 

・エンディング

エンドロールの途中で席を立った人は少ないと思うが、

この作品はエンドロール流れた後にも続きがある。

 

最後の方、ちょっと油断していて分かりづらかったのだが、

なぜ砂浜に「Aqours」の文字が書かれていたのか?

 

Aqoursの伝説の始まり」であるのか、

「スクールアイドル伝説の始まり」であるのかが判然としなかったが、 

パンフレットに載っていた、

監督のインタビューを読んで後者であることがハッキリした。 

 

 

 

≪その他≫

俺の家から近い劇場は公開3週目にして、

4回上映→2回、あるいは1回の上映になってしまった…

 

確実に、μ'sの時より面白かったのに現実とはなかなかに皮肉なものだ。

 

 

  

終わり